第7回 ワークフロー自動化繰り返し作業を減らす方法

この記事で抑えておくべきポイント
  • 繰り返し作業ほど自動化の価値が高い(時間×頻度で優先度判断)
  • 朝のルーティン・議事録・週次レビューから始めると習慣化しやすい
  • Skillsの有効活用が重要で、「完璧な設定」より「使い続けて改善していくこと」が大切

はじめに

前回の記事では、「MCP」という機能を紹介しました。MCPを活用することで、Claude Codeと外部ツールをつなぎ、より広い範囲の業務をClaude Codeにお願いすることができるようになります。

今回は、ここまで学んだ「Skills」等の機能を活用して、反復的に行う業務を自動化する方法をご説明します。

第6回 MCPサーバーで外部ツールと連携

  • MCPはClaude Codeと外部ツールをつなぐ「橋」
  • Claude CodeはMCPによって「ツールを自在に操り、実務を完結させる自律型パートナー」へと変貌
  • 各種ツール(Slack・Notion・Googleドライブ)との連携も可能

繰り返すものほど、Claude Codeでの自動化価値が高い

あなたはどれくらい、毎日実施する業務を保有していますか?1日1日の業務としては時間がかかっていないけど、毎日こなさないといけない下記のような業務がたくさんあるのではないでしょうか。

  • 毎週月曜日の朝、今週の予定整理に30分かけている
  • 毎月末に同じ書類をまとめるのが億劫
  • 毎回同じような内容のメールを書いている

こういった「繰り返し発生する作業」にこそ、Claude Codeが価値を発揮しますここまで学んだCLAUDE.md・Skills・MCPを組み合わせて、日常業務を大幅に自動化するワークフローの設計方法を解説します。

まず、何から自動化していけば良いでしょうか。私は、自動化の優先度は、以下の式で考えています。

自動化の価値 = 1回あたりの時間 × 発生頻度 × 品質要求

まず、あなたの「繰り返し作業リスト」を作りましょう。下記のようなものが業務のルーティーンの中で発生しているのではないでしょうか。

作業名頻度所要時間年間合計自動化優先度
週次スケジュール整理週1回30分26時間★★★
議事録作成週3〜4回30〜60分78〜104時間★★★
ブログ記事執筆週2回3〜5時間312〜520時間★★★
メール文作成毎日3〜5通5〜15分/通91〜182時間★★★
月次報告書月1回2〜3時間24〜36時間★★

Claude Codeを活用した業務ワークフロー

ここまでで、自動化すべき業務を特定できたとします。では、Claude Codeを使って、どのように業務を自動化していくと良いでしょうか。上記で説明した内容を例に、具体的な業務の自動化方法を解説すると、それぞれの業務に関して、下記のようなイメージで、Claude Code上にワークフローを作り、自動化を進めていきます。

  • 毎朝(10分):Claude Codeを起動→今日のタスク確認・優先順位付けしてもらう
  • 打ち合わせ後(15分):議事録作成スキルで即時ドラフト作成ができる状態を作る
  • 週1回(30分):週次レビュー・翌週の計画作成を月曜日にスキルで実行してもらう。その際、MCPで情報にアクセスできるようにする
  • 月2〜4回(記事執筆):記事スキルで執筆・HTMLで保存
  • 随時(メール・提案書):状況を渡して即時ドラフト生成

ここで、Skillsはなんだったっけ?MCPはなんだったっけ?そう感じた方は、下記の記事から復習してみてください。

第5回 Skillsで専門家AIチームを作る〜Claude Codeカスタマイズ術

  • Skillsは「毎回同じ指示」を1コマンドにまとめる機能
  • 反復したい内容をMarkdownファイルを置くだけで作れる。これもClaude Codeに依頼して作れる
  • /スキル名で呼び出すと反復作業ができ、記事執筆・議事録・提案書など、繰り返す作業ほど効果が高い

第6回 MCPサーバーで外部ツールと連携

  • MCPはClaude Codeと外部ツールをつなぐ「橋」
  • Claude CodeはMCPによって「ツールを自在に操り、実務を完結させる自律型パートナー」へと変貌
  • 各種ツール(Slack・Notion・Googleドライブ)との連携も可能

毎朝のルーティンワークフローを作る

毎朝、Claude Codeで、昨日までのチャットの振り返りと今日のタスク確認・優先順位付けしてもらうことをしたいとします。そんな時は、昨日までの情報(Claude Codeとの対話、チャットツール内での会話 = MCP接続必要)をまとめて振り返り、そこから今日のタスクを提案してもらうSkillsを作っておけば、毎日Skillsコマンドで呼び出すだけで、優先度をClaude Codeに作ってもらうことができます。

SkillsはClaude Codeに作って貰えば良いので、下記のように何をして欲しいかの定義を決めて、Skillsを作りましょう。


Skill:毎朝の仕事整理ルーティン

おはようございます。今日の仕事を一緒に整理してください。

以下の手順で進めてください:

## ステップ1:今日の日付と曜日を確認する
今日は何日の何曜日かを最初に表示してください。

## ステップ2:ユーザーに今日のタスクを入力してもらう
「今日やること・気になっていることを箇条書きで教えてください」と聞いてください。

## ステップ3:入力されたタスクを整理して表示する
以下のフォーマットで整理してください:

**🔴 今日必ずやること(緊急・重要)**
[タスク一覧]

**🟡 今日やるとよいこと(重要・非緊急)**
[タスク一覧]

**🟢 できればやること(緊急でも重要でもない)**
[タスク一覧]

**📋 誰かに確認・依頼が必要なこと**
[タスク一覧]

## ステップ4:今日の「最重要タスク」を1つ提案する
「今日、これだけは必ずやり切る」という1タスクを理由付きで提案してください。

## ステップ5:今日の作業を開始する
「では、最初に何から始めますか?」と確認してください。

上記を起動するには、具体的には、毎朝ターミナルを開いて、該当ファイルに行き(ここではai-agent)、Claude Codeを起動した上で、作成したSkillsを入力すればいいのです。

cd ~/Desktop/ai-agent
claude
/morning-routine

たった、3コマンドで今日の仕事が整理されます。


議事録の即時自動化フローを作る

同じように、議事録作成のSkillsも作ってみましょう。打ち合わせが終わった直後に、議事メモを貼り付けるだけで議事録が完成するスキルです。

打ち合わせメモを構造化された議事録に変換する

以下のメモを、以下のフォーマットで議事録に変換してください。

## 議事録フォーマット

**【議事録】**
日時:[メモから抽出、不明な場合は今日の日付]
参加者:[メモから抽出]
場所/形式:[対面/オンライン/不明]

---

**【議題と討議内容】**
[箇条書きで整理。発言者が分かる場合は「田中部長より:」のように記載]

**【決定事項】**
1. [明確に決まったことを番号付きリストで]

**【課題・懸念事項】**
・[解決していない問題・次回への持ち越し事項]

**【アクションアイテム】**
| 担当 | 内容 | 期限 |
|-----|-----|-----|
[表形式で記入。不明な場合は「要確認」と記載]

**【次回予定】**
日時:[記載があれば]
主要議題:[次回話し合うこと]

---

変換後、「このファイルを保存しますか?」と確認してください。
保存先:reports/YYYYMMDD_議事録_[会社名].md
具体的な使い方としては、下記を打つだけで、議事録ができちゃいます。
/meeting-to-minutes(打ち合わせのメモをそのまま貼り付ける)

週次レビューの自動化

最後にもう一つ、週次アクションを自動化するSkillsを紹介します。こちらもやりたいことを定め、Skillsを作ることで、かなりの時間を削減できます。今回は週次レビューを自動的にファイルとして出力してもらうようにしました。

ファイルとして出力し、蓄積していくことで、Claude Codeがそのデータを読みながら、学習して、次の提案をしてくれるようになるので、まとまったレポート等はファイルに残していくこともおすすめです。

週次レビューと翌週の計画を作成する

今週の振り返りと来週の計画を一緒に作りましょう。

## ステップ1:今週の実績を入力してもらう
「今週やったこと・起きたことを自由に教えてください(箇条書きでOK)」と聞く。

## ステップ2:週次レビューを作成する

### 今週のレビュー
**よかったこと・成果:**
[入力内容から抽出・整理]

**課題・改善点:**
[入力内容から課題を抽出]

**予期せぬことや気づき:**
[サプライズや気づきを抽出]

### 翌週の計画
「来週の主要タスクを教えてください」と聞いてから:

**優先タスクTOP3:**
1. [最も重要なタスク]
2. [2番目に重要なタスク]
3. [3番目に重要なタスク]

**今週の課題から来週の改善アクション:**
[具体的な改善策を1〜3つ]

## ステップ3:レポートを保存する
weekly-reviews/YYYYWW_週次レビュー.md として保存を提案する。

Claude Code + スケジューラーの組み合わせ

さらに上を目指すなら、「スケジューラー機能」とClaude Codeを組み合わせることで、「毎朝9時に自動で起動して、今日の作業リストを生成してファイルに保存する」という完全自動化も実現できます。更新する時間を指定して、Skillsを作ることで、その時間に自動的に業務を進めてもらうこともできます。


自動化を最大化する「習慣化」のコツ

ワークフローを作っても、使い続けなければ意味がありません。

  • 毎日同じ時間・場所でClaude Codeを開く:朝のルーティンに組み込む
  • 最初は1つのスキルだけ使う:全部一気に自動化しようとしない
  • うまくいったことをCLAUDE.mdに記録する:「こういう指示が効果的だった」を蓄積
  • 週1回、スキルを見直す:使っていないスキルを削除・更新する

このようなルーティーンを作り、Claude Codeを使いこなし、その中で、Skillsを作り、自身のClaude Codeにカスタマイズしていくことが重要です。ここまで、Claude Codeを活用した自動化の方法に関して、例を出してご紹介しました。

Claude Codeの活用は、

  • 繰り返し作業ほど自動化の価値が高い(時間×頻度で優先度判断)
  • 朝のルーティン・議事録・週次レビューから始めると習慣化しやすい
  • Skillsの有効活用が重要で、「完璧な設定」より「使い続けて改善していくこと」が大切

が重要です。最初はうまく使えなくても、諦めず使い続けてみてください。

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